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2014年6月のお知らせ一覧
2014.6.26 | お知らせ

7月 医師代診・休診のお知らせ

7月の医師代診・休診をお知らせいたします。
各医師が学会・研究会等参加のため、以下の通り変更となります。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

7/5  (土)  午前 増岡休診 
7/9  (水)  午前 増岡⇒三神 午後 三神⇒下川原 
7/10 (木) 午前 浅石休診 三神休診 午後 増岡⇒下川原
7/11 (金) 午後 増岡⇒下川原 
7/22 (火) 午前 下川原休診 
7/24 (木) 午前 下川原休診 
7/25 (金) 午前 下川原⇒浅石

以上です。


2014.6.10 | お知らせ

乳がん薬物療法で職員研修を実施

乳がん薬物療法で職員研修を実施
乳がん薬物療法で職員研修を実施しました。

 6月7日、「乳がん薬物療法」について、中外製薬主催の学術講演会が開かれ、当クリニックの職員研修として医師・看護師・検査技師・事務部門など全スタッフの約半数が参加しました。
 増岡秀次副院長が総合司会を務め、講師は当院と職員の交換研修など行い、友好関係にある那覇西クリニックから嘉数ひとみ看護主任、当クリニック講演会などで札幌に何度もおいでいただいている同院・玉城信光理事長のご子息で、同院診療部長・東北大学医学系研究科非常勤講師の玉城研太朗先生が務められました。
 嘉数看護主任には「乳癌アバスチン療法における看護師の工夫」」と題して、同院での化学療法に対する取り組みを基調講演していただきました。
 同院では毎月1回、プロトコール委員会を開催するほか、製薬メーカー主催の薬品説明会、カンファレンス・院内勉強会などで職員が知識を深める取り組みを行い、患者さんに対してはオリエンテーションの徹底で副作用などについても詳しく説明、化学療法台帳での管理を行っています。当クリニックと共通する取り組みにスタッフも納得していました。
 「再発・転移の治療は病気を治すことではなく、うまく病気と共存していくことを目標にしている。できるだけ治療を継続するため、副作用管理をきちんと行い、患者さんのQOLを保ちながら、安心して治療が受けられるよう援助していくことが大切」とまとめました。
 玉城先生は「Angiogenesisを中心とした分子標的治療のmechanism?臨床から分子標的薬の科学を読み解く事ができるか?」と題して特別講演。
 腫瘍が成長したり転移するには血管が必要です。そこで腫瘍の増殖には新しい血管が形成される血管新生(Angiogenesis)と呼ばれる現象が起こります。この血管新生を阻害することで腫瘍の増殖や成長も遅らせることができるというのが、血管新生阻害剤(アバスチン)です。
 玉城先生からは、まず脈管形成(Vasculogenesis)から分かりやすく説明していただき、血管新生の仕組みを解説しました。腫瘍血管の特徴に、無秩序に発達、口径不同・接合不全などの構造的幼若性、浸出液の漏出、酸素や栄養の供給不全、低酸素状態、これにより更なる血管新生が引き起こされ悪循環が起きる、との点を挙げ、腫瘍血管の制御が極めて重要であることを示しました。
 アバスチンと他の抗がん剤・ホルモン剤を併用した治療効果を事例や研究、臨床試験の結果に基づいて説明。自施設での治療成績や有効症例の提示もあり、乳癌制御に高い効果が上がっていることを紹介していただきました。
 最後に「さらなる研究を進めていき、さらに革命的な治療方法となることを期待している」と結びました。

 当院では今後も最新の治療法についての研鑽とスタッフの研修を重ね、患者様第一の医療を提供できるよう努めてまいります。