2014.3.24 | ミントの会
ミントの会 3月の集い 開催しました
札幌ことに乳腺クリニック患者会「ミントの会」は5周年を迎え、3月15日、本年第一回となる「3月の集い」を開催しました。
代表挨拶と本年の活動を支える役員の紹介に続き、桜井美紀検査主任が「超音波(エコー)検査」について、中野理砂子看護主任が「ホルモン(内分泌)療法について」と題して講演。浅石和昭理事長が「乳癌の転移と再発」について分かりやすく解説しました。その後は体験発表とグループ懇談が行われました。
桜井検査主任は超音波検査の仕組み、超音波の特性など紹介し、誰でも、何度でも、安全に検査を受けることができると説明。特に数ミリのしこりでも発見できること、しこりの性状やサイズ、周囲への影響範囲、血流による増殖予後、良性・悪性の判断、治療効果判定などにエコー検査が用いられていることを説明しました。
中野看護主任はエストロゲンの働きや閉経前・後でエストロゲンが作られる仕組みの違いについて話し、ホルモン内分泌療法で用いられる薬剤の種類など説明しました。副作用やストレッチの方法などについても分かりやすく紹介し、膣の乾燥・帯下の変化など、なかなか相談しにくいことも看護師に聞いてもらいたいと呼びかけ、再発予防のためには体を動かしていた方がよいこと、抑うつなどは患者会で話すことも大切とアドバイスしました。
浅石理事長は再発の仕組みを解説し、遠隔転移した場合は症状が現れてから治療しても、早期発見で治療してもほとんど生存率に差は無いが、局所転移の場合は早期発見・早期治療で治ることをデータで示しました。また、遠隔転移した場合の考え方を分かりやすく説明し、肺や肝臓に乳がんが転移した癌は肺がんや肝臓がんの治療をするのではなく、乳がんとして扱い、乳がんの治療を行う必要があるとお話しました。治療については、局所転移は切除と放射線療法、遠隔転移は主に薬物療法になることを紹介。
進行や予後については癌のステージで分類されてきたが、今はステージよりも癌の性質でみるようになっていると話題を提供し、早期に発見し微小転移を治療する薬剤がよくなってきており、明るい展望がたくさんあると述べました。
患者さんの体験発表では、ご自身の闘病生活と治療の経緯などが紹介され、今はインターネットなどさまざまな情報があり、逆に不安になることもあるが、惑わされず、先生の支え、ナースの支え、相談室の支えが大切と結びました。
ミントの会では、こうした医療者による講演で学びあうほか、会員の体験発表で互いに励まし合い、勇気を分かち合う取り組み、看護師を中心とした医療スタッフとのグループ懇談会で不安や悩みの解消につなげる活動を定例で行っています。次回は7月19日の開催を予定しています。これまで足を運んだことがない方もぜひ参加され、入会していただければと思います。
2014.3. 8 | お知らせ
ミントの会 3月の集いを15日に開催します
当院の患者会「ミントの会」3月の集いを開催します。
講演とグループ懇談会など行います。
医師・スタッフによる講演は患者さんの治療に役立つお話が提供され、会の活動は患者さん同士の交流と支えあいの場ともなっています。まだ入会していない患者さんは、ぜひこの機会に足を運んでみてください。
過去の開催概要は
こちらでご覧いただけます。
ご入会方法はトップページにある【
患者会「ミントの会」】をクリックしてご覧ください。
ミントの会 3月の集い
開催日時=3/15(土)14:00から(受付13:50から)
会場は当院2階です。※患者会「ミントの会」3月の集いを開催しました。
当日の概要はこちらでご覧いただけます。
2014.3. 2 | お知らせ
3月医師代診・休診のお知らせ
各医師が学会等参加のため、以下の通り医師代診・休診となります。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
3/13(木) 午前 三神休診
3/20(木) 午後 増岡⇒下川原